スマホゲームの動画を作ろうと思っている方に
星のようにあるスマホゲーム、それを録画したい!配信したい!
今日はそういった方に向けたお話です。
前書き
少し前にこちらの記事を書きましたが、
今回はスマホゲームを録画する環境についての完結編です。
上記の記事は今回の内容と重複しますので、読まなくて大丈夫です。
こちらだけで完結します。
どのデバイス、どのソフトで録画するか。
まずはとにかくスマートフォン、タブレットです。これらがないと話が始まりません。
今メインで使っている端末を使うか、
昔使っていた普段使わない端末を使うか、
新たに録画用に端末を買うか。
主にこの3択になると思いますが、簡単ながらチャートを作ってみましたので、
こちらに沿って順に解説していきたいと思います。
iOS 11 画面録画機能
iOS 11からの新機能に画面録画機能があります。
自分の音声を別撮りする、もしくは声は入れない場合は、
iOS 11を持っていればこれひとつで完結することができるので、入り口は広いです。
その反面、画質が後述する『Reflector 3』と同クラス(もしくはそれ以下)だったり、
FPSを指定出来ない為、編集時一手間あるといったデメリットがあります。
将来的には出来るようになるのかもわかりませんが、
現状画質のカスタマイズ等々は出来ないので、
個人的には「お試し用」・「自分で観る用の機能」です。
Squirrels『Reflector 3』
次はSquirrels社から出ている『Reflector 3』です。
http://www.airsquirrels.com/reflector/download/
パソコンにキャストで接続し、スマホ画面を録画するというものです。
Androidは内部音声のみを録音しながら録画するという事が出来ないので、
まず手を出すのはこれかなぁ…という気がします。
▲Reflector 3の画質
画質はインターネット回線の速度が関わってくるので一概には言えませんが、
我が家の場合は上記の画像のような状態でした。
『Reflector 3』はとにかく回線速度が要でした。
キャスト接続は「Wi-Fiは遅いからキャリア回線を使おう」という逃げ道がありませんし。
試用版がありますのでそちらを使って
「自分が一番録画するであろう時間帯」に動画を撮ってみる事をオススメします。
録画設定等はシンプルながらに解像度、画質、FPS等最低限必要なものは揃っています。
キャプチャーボードに手を出す前に
『Reflector 3』の画質に納得が出来ない場合、最後の選択肢『キャプチャーボード』です。
しかし、Androidでキャプチャーボードを使うにあたり、
いくつか前提条件のようなものがあります。
MHL対応のAndroidの場合、
『KanaaNのスプリッター』をかませて『MHLケーブル』で接続します。
Slimport対応Androidの場合、
『MHLケーブル』の代わりに『Slimportケーブル』で接続します。
(すみません、ここは試せていないので不確かです)
MHL、Slimport非対応のAndroidの場合、接続しても表示出来ず
録画することが出来ませんので『Reflector 3』やそれに類するもの一択となります。
さて、本題のキャプチャーボードですが、
私はAVerMediaの『GC550』という製品を購入し、使用しています。
▲GC550
USB3.0で接続するタイプのキャプチャーボードです。
公式ホームページには「Androidには対応していない」と記載がありますが、
KanaaNのスプリッターを噛ませれば表示可能となります。
キャプチャーボードを使ってみて
▲AndroidをGC550で録画
▲iOSの場合、全体的に赤く映ります
▲これぐらいの調節が限界でした
画質に関してはとても綺麗に表示することが出来ます。
…が、iOSで使用する場合ひとつ注意点が。
いくら調べても似たような事が記載されているサイトを見つけられなかったので、
もしかしたら私だけかもしれませんが…全体的に色味が赤いんです。
いくら調節しても見慣れた色合いにすることは出来ませんでした。
編集である程度は何とかなりますが、
気になる人はすごく気になるところだと思うので、注意です。
…ちなみに私はものすごく気になりました。
ぼくの かんがえた さいきょうの 録画環境
これからゲーム録画を始める場合、理想はこんな感じでしょうか。
動画に対する熱量、投資額と相談して、端末と録画環境を悩んでいただければと思います。
※本体スペック、動作環境等々は考慮していません。
【横画面アプリ】
1位 アスペクト比16:9のMHL対応Android端末 × キャプチャーボード
2位 アスペクト比16:9のiPhone × キャプチャーボード
3位 アスペクト比16:9のスマホ × 『Reflector 3』
【縦画面アプリ】
1位 iPad × キャプチャーボード
2位 iPad × 『Reflector 3』
3位 アスペクト比16:9のMHL対応Android端末 × キャプチャーボード
編集後記
以上、スマホゲームを録画する場合についてでした。
「出来る」、「出来なかった」、「動かなかった」などかなり四苦八苦しましたが、
結局キャプチャーボードを買うという行き着くとこまで行き、ようやく落ち着きました。
今日紹介したこれらが全てでは無く、
例外的な機能持っているスマホやタブレット、
HDCPの制約を受けないキャプチャーボードも存在しますが、概ねこんな感じです。
これからスマホゲームを録画したい!という人の参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。