Nikonスピードライト『SB-500』をレビュー

Nikon純正ストロボ

Nikon純正のストロボ、スピードライトとNikonは呼んでいますが、

今回はその中の『SB-500』という機種を紹介・レビューするお話です。

前書き

私が『SB-500』を購入したのはもうかれこれ1年以上前ですが、

検索してみると思いの外レビューされている方が少なかったので、今回レビューします。

購入する時、上位モデルの『SB-700』と下位モデルの『SB-300』で悩んだのですが、

金額的に『SB-700』は厳しく、ある意味妥協して購入したモデルなんですが、

私のような家で物撮りメインに使うには十分でした。

中古で構わないので、丁度いいものがあれば『SB-700』欲しいのですが…。

Nikon SB-500

本体

▲外箱

▲本体

本体、自立させる為のスタンド、持ち運び用のソフトケースなどが同梱されています。

単三電池2本を使用しますが、電池は確か入っていなかったと記憶しています。

ニッケル水素電池が使えるので、eneloopを数本持ってるとエコだと思います。

1日中思いっきり使った事がないので電池2本でどれぐらい使えるか分かりかねますが、

電池自体は結構持ちます。

首は動きに制限はありますが上下左右180度に動き、

バウンス撮影※1等にも問題無く使用出来ます。

 check!! 

※1【バウンス撮影】

ストロボの光を被写体ではなく天井に向け、
光の反射で被写体を照らす撮影方法。

▲操作部分

次に操作部分を見ていきます。

使用出来るのは通常のフラッシュモード、本体がライトになるLEDモード、

ワイヤレスで使うアドバンストワイヤレスライティングモードの3種類です。

液晶画面が無いので、シンプルな印象を受けます。

私は専らフラッシュモードを使ってます。

LEDモード

▲LEDモード

▲結構光量があります

LEDは3段階で調節出来ますが、

Nikonの公開しているスペックによると1mの距離で最大約100lxまで出るようです。

直視するのは厳しいぐらいには明るいんですが、

これをメインで使うのはちょっと厳しいと思います。

使い方としては複数台用意してサブライト的な感じでしょうか。

撮影比較

オリジナル画像

次に色んなパターンで撮影したので比較してみました。

それぞれ加工したのはリサイズのみで、クリックすると大きい画像で見られます。

D5500に『AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G』を使用。

絞り優先にて、絞り値はf10、ISO100で固定、

『SB-500』側の設定はマニュアル発光モードで光量はFullに設定しました。

▲撮影比較(クリックで大きい画像が見られます)

何も使用せずに撮影した場合は全体的に暗く、

室内照明の影響で左側に影が出来てしまっています。

(多分、構図的には右側に影が出来るのが自然だと思います)

内蔵フラッシュを使用した場合は、

ダンボーに光が直撃してスキャンダル画像のようになっています。

また正面から光を当てているので、影が後ろ側に出来てしまっています。

『SB-500』でバウンス撮影した場合、

これでもまだ暗い上に背景の白紙が茶色くなっています。

『SB-500』+別途照明を足した場合、

全体的に暗いもののようやく絵になったかな…という気がします。

Photoshopにて加工

上で撮影した画像をPhotoshopにて明るさと色合いを加工してみました。

▲Photoshopにて明るさを加工(クリックで大きい画像が見られます)

内蔵ストロボはやはりスキャンダル感が残りますが、

それ以外の画像に関しては大体それっぽいものになります。

ただ今回絞り値をf10、ISO100で固定という割と暗い設定で撮影したので、

何も使用せずに撮影した場合は1/1.6、それ以外は1/60とかなりの差が出ました。

シャッタースピード1/1.6というのは、三脚を使わないと手ブレする速度です。

今回はシャッタースピードの差を出したかったのでこういう設定にしましたが、

ISOをもっと上げたり、絞りを解放すればシャッタースピードは稼げるので、

その辺は好みや作りたい絵のイメージ、ノイズの許容範囲と相談って感じでしょうか。

個人的にはD5500だとISOは800~1000ぐらいまでかなぁ…という気がします。

Twitterにあげたもの版

『SB-500』を買った直後にTwitterで比較した画像を上げましたが、

一応こちらも載せておきます。

編集後記

以上、『SB-500』のレビューでした。

室内で撮影する場合、ストロボは使った方が全然綺麗に映るので、

1つは持っていて損は無いと思います。

何よりこちらの記事の単焦点レンズの所でも同じ事を言いましたが、

バウンス撮影がするだけで、「私、写真撮るの上手いんじゃね!?」と錯覚をさせてくれます。

写真ってまず撮った自分が満足出来ないと楽しくないと思いますし、

使いこなしたり、上達する為のモチベーションだったりしますので。

私もまだまだですが、上手く撮れるよう頑張ります。

なお、お店等公共の場で使用する場合は絶対にお店に確認する事をお忘れなきよう。

ご覧いただきありがとうございました。

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