【コラム】新生活前に抑えておきたい防犯の話

春から新生活

春。

まもなく新生活、という人も多いと思う。

とは言っても昨日の横浜はガッツリと雪が降っていて春とはほど遠い天気をしている。

今日は春から新生活という人の為に防犯の話を書こうと思う。

 

春は泥棒が多い

…かどうかはわかりかねるが、

新生活に慣れない環境の人を狙う悪い人が居そうな気がしなくも無い。

 

鍵屋で解錠を主な仕事をしている私だが、

開けやすい家と開けにくい家があるのは間違いなくある。

しかし、それは「高い家=開けにくい」とは必ずしも言えない。

言ってしまうと都内の高そうな賃貸マンションでも

ビックリするぐらい開けやすい建物はいくらでも存在する。

 

なら、開けにくい家とはなんだろう?という所が当コラムの本題である。

 

現代の泥棒はピッキングなどしない

「泥棒」というと「ピッキング」という言葉が連想される。

しかしながら、その連想は現代においては正しくない。

答えは実に簡単。

わざわざピッキングなどしなくても、もっと簡単な侵入方法があるからだ。

 

家のウィークポイント

正確にあらゆるポイントを書き、語り出してしまうと連載企画になってしまう。

なので、今回は最低限抑えておきたいポイントを書くとする。

 

1.ドアスコープ

のぞき穴とも言うが、扉のウィークポイントはどこだ?と聞かれれば、

真っ先に出てくるのはドアスコープだ。

ドアスコープは利便性を得る為に防犯性を捨てたものである。

 

室外側からペンチでも使って挟み、スコープを外してみてほしい。

掴みづらかったら何らかの方法でガラス部分を破壊して、鷲摑みすればいい。

 

後述する「空転式ドアスコープ」でなければ、実に簡単に取れる。

取れてしまえば、サムターン回しで解錠が出来るというわけだ。

対策

空転式のドアスコープにする。

これは室外側から外そうとすると空転してしまい外れず、

室内側からでないとドアスコープが外れないタイプのものである。

しかし、これも力で対抗すれば取れてしまう。

なので更なる対策として強固な緩み止めを塗る。

なんなら一部を接着してとにかく取れないようにする。

そもそもドアスコープを必要としない、使わないのであれば、

ドアスコープに詰め物をするのも有りだろう。

 

兎にも角にもドリルを使わざるを得ないところまで持っていけば対策として問題無い。

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2.玄関ポスト

扉のウィークポイントふたつ目は箱形の玄関ポストだ。

これも利便性を得る為に防犯性を捨てたものである。

 

室外側から口をめくり、長い棒で突いてみてほしい、きっと口が開く。

開いてしまえば最後、これもサムターン回しするポイントになる。

対策

鍵をかけられれば理想だが、

玄関ポストは鍵をかけられる構造のものはあまり見たことがない。

なので鉄板を仕込むか、ポストからサムターンまでのルートに障害物を置くなどが思いつく。

後述するサムターンカバーを使用する事で結果的に玄関ポストからの侵入も守る事が出来る。

 

3.サムターン

ドアスコープも玄関ポストもサムターン回しの為の入り口である。

ならそもそもに「サムターン回しを出来ないようにすればいいのではないか?」

という発想がこの項である。

対策

対策はいくつかある。

・メーカーが作っている対応の防犯サムターンに交換する

・サムターンカバーを取り付ける

 

前者は一概に言えないのでここでは割愛して後者のサムターンカバーについて。

サムターンカバーはドアスコープや玄関ポストから不正解錠に対抗するアイテムである。

選定するにあたって馬蹄タイプではなく、

全ての方向を守っている円形タイプをオススメする。

馬蹄タイプは前述した玄関ポストからの侵入ルートを全く守られないからだ。

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4.窓&クレセント

窓には開かなくする鍵のようなもの、クレセントと呼ぶのだが、

クレセントは防犯性能を備えていない。

あれは飽くまで開かなくようにする為のものに過ぎない。

ロック出来る機構を備えたクレセントも存在するが、それも防犯性能ではない。

子どものイタズラ防止程度に止めておくべきだと私は考える。

対策

3階以上に住む、もしくは窓用の鍵を取り付けることになる。

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Q.2階はダメなの?

A.ハシゴを立てれば2階は入れる。

 

またシャッターがあるのであれば、外出中はシャッターを必ず降ろしきる事。

あれは基本的に外から解錠する術が無い。基本的に。

 

また余談だが、立て付けの悪さによって回すのが硬いクレセントは

防犯として一役買うと個人的には考えている。

とは言っても窓を割られてしまえば防犯性能もへったくれも無いのだが…。

編集後記

駆け足にはなったが、抑えておきたいウィークポイントは以上である。

新生活をするに色々と心や夢が踊ることがあると思う。

その新生活を泥棒によって水を差されぬよう最低限の対策をお忘れなきよう。

 

また、当然ながら上記で書いた情報を元に

何か悪さをしてやろう…とは絶対に考えないように。

 

最後になるが鍵屋…解錠する仕事をしている人間として一言言わせていただくと

防犯対策をするのは良いが、鍵を無くしたり家賃を払わないなんて事は

無いようインターネットの辺境地で祈る。

 

…開けるのは大変なんです。

 

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