私とパソコン
私事ながら、一昨年から実家を出て一人で暮らしている。
それによって起きた変化はたくさんあるのだが、
「私とパソコン」
この関係性がこの2年で劇的に変化した。
そしてパソコンは相棒になった
私とパソコンの付き合いは約20年。
2000年前後、ダイヤルアップ接続であれこれやっていた頃からの付き合いだ。
その後自作に手を出し、自分の望むマシンを組み上げ、愛用してきた。
二人三脚…とまでは言わないが、ずっと付かず離れずの関係で生きてきた…つもりだ。
パソコンで完結が出来るならパソコンで完結させたい。
テレビが観たい?
チューナーを繋ごう、nasneを使おう。
プレステがしたい?
モニターにHDMIを繋ごう、切り替え器を使おう。
そうやってアップグレードしながら今の今まで生きてきた。
このスタンスは揺らぐことが無いと思っていた。
そしてパソコンは小さくなった
話は冒頭に戻るが、一人暮らしを初めて以来、パソコンの立ち位置が大きく変わった。
「PCデスクにおいて使うもの」から、
「リビングに置いて使うもの」になった。
モニターは引き続きASUSの29インチ ウルトラワイドのモニターを使用。
画面の大きさや解像度に対して「小さいなぁ…」と思った事は今まで無かった。
リビングに置くという事は、パソコンをメディアプレイヤー的に使う要素が大きくなる。
「PCデスクを用いて目の前で使う」という要素が消失した為、
「小さいなぁ…」と思うようになった。
そう、テーブルを挟んでリビングに置くにはとても小さい。
そこで50インチ前後の大きいモニターが欲しいと思った。
そしてパソコンは大きくなった
▲SONY BRAVIA『KJ-49X8500G』
去年の年末、SONYのBRAVIA『KJ-49X8500G』を購入した。
Android TVを詰んだ49型の4Kテレビである。
スピーカーはPCで使用していたBOSE『Solo 5 TV sound system』を引き継いだ。
比較対象として缶コーヒーを置いているが、
公式スペックで幅109.8cm x 高さ70.3cm x 奥行き27.9cm(スタンド込)となっている。
買って設置した際に「おぉ、デカい!デカい!いいじゃん!!」と興奮したし、感動もした。
しかし、このBRAVIAが私のパソコンを食い散らかす事になる。
そしてパソコンは長い眠りについた
▲リモコン
その理由はテレビの機能にある。
このBRAVIAは前述通りAndroid TVを搭載しているが、
スマートフォンやパソコンからキャスト接続すればBRAVIAに表示する事が出来る。
ボタンひとつでテレビ、Hulu、Netflix、U-NEXT、AbemaTV、YouTubeも起動する。
さらに上記テレビの画像を見ていただけるとわかるが、
NASのコラムを書いた時に紹介した『Solid Explorer』も標準でインストールされている。
パソコン…必要だろうか?
パソコンを大画面で映したいから買ったのに、パソコンが不要になってしまったのだ。
そしてパソコンは長い眠りについた。
編集後記
不要と書くと「パソコンが要らなくなった」というように聞こえるが、
「パソコンを使わなくなった」という表現が正しい。
この記事はノートパソコンで書いている。
WordPressはスマートフォンから投稿する事も可能だが、
画像の加工にパソコンは必要だし、執筆はタップではなくキーボードを使いたい。
そしてキーボードを使うなら、REALFORCEを使いたい。
デスクトップPCは現在進行形で眠りについているが、そうやって使用用途を見出していくと
然るべき環境を整え、起こす日が必ず来るだろう。
だけど今は、おやすみなさい。